徳之島拾遺 其の3
10月中旬島に着いた時は真夏だった。
島の人に聞くとこんなに暑く、雨の降らない、台風も来ない年は記憶に無いと。

気温26〜27℃の蒸し暑い熱帯夜が一週間以上続いて、短パンTシャツ姿にタオルケット、さらに何年振りかでエアコン点けっぱなしで寝た。
そのくせ明け方にザザ降りの雨になったり、日中ずっと曇り空だったり、突然の土砂降りがあったりと、滞在中スッキリした晴天の日はほぼ無かった。

たちの悪い事に、釣り場に着いてから天気が急変、まるっきり釣りにならなくなって、車で雨宿りした挙げ句に我が家に撤退する羽目になる事も度々だった。
徳之島町の天気予報には毎日雷注意報と波浪注意報が出ていた。

コロナ前にも一度こんな晴れ間の無い、雨続きの年があったが、今年は雨の降り方が全然違った。
熱帯のスコールって奴?ドンガラガッシャーンと大粒の水の塊がまとまって落っこちて来る様な半端ない豪雨!
島の天気予報は当てにならないから、とにかく釣り場には行くので釣行時間はそこそこだが、実際の釣り時間は例年より短かかったと思う。

空前絶後の不漁だった今年、天候不良のせいもあるよなぁとしみじみ思う。
でも、それだけじゃないけど… 。
海坊主

