追伸 ; アブレの竹竿

6月25日(水) 其の4

アブレの編集長がここんとこ竹竿の自作に入れ込んでいるとは聞いていた ( 先月のこのサイトにも書いてたし… ) 。

しかし、このキス釣りにも一本持って来ていたとは神ならぬ身の海坊主、知る由もなかったのであるが… 。

「ぎゃっ!お、折れちったぁ〜!」

でかいオモリを付けてしまったのか?やたらと大きな合わせでもくれてしまったのか?それとも…?

キス釣り開始早々、アブレ入魂(?)のオリジナルハンドメイドバンブーロッドはバッコリボッキリ折れくさってしまったのだった。

きっとこんな風に小さいキス釣って、オイラの作った竹竿でゲットだぜぇ〜って大威張りしたかったんだろなぁ〜… 。

やわな竿だったんだな。

悪いけど海坊主、笑っちゃったぞ。

    海坊主

つ、釣れたぞっ!

6月25日(水) 其の3

最初の一匹は海坊主。

キスじゃないけど… 14cmのベラ ( キューセン ) ゲ〜ット!う、嬉しす。

アンカー降ろして落ち着いてじっくり釣りできるようになって、アタリも取りやすくなったせいかアブレはキス連発。

20cm前後の型の良いキスがポツポツ釣れて、コイツは本日最大の23cmだ!

アブレは本命のキスを6匹、外道の小フグ1匹、まぁ満足したみたい?80匹とか言ってたのはともかくね。

海坊主はというと…

10cmちょいのヒメハゼなんか釣ったりして。

本命キスをことさら避けて (?) 、ベラ、ハゼ、ネンブツダイ、クサフグの4魚種4匹をゲット。

いい型のクサフグだ。美味しいんだろうけど、ちょっとねぇ… 。
なんか天気もコロコロ変わって、ザザ降りの雨でずぶ濡れになったと思ったら、こんな青空から真夏の陽差しが覗いたり… 。

なんだかんだ早朝から6時間、晴れたり曇ったり雨降ったり、海坊主は雨具を面倒臭がって服は濡れたり乾いたり、頭剥き出しで釣りしてた。

南房総行ったらアジフライでしょ!帰りの館山道サービスエリア、一枚はタルタルで、もう一枚はソースで、もぉ〜旨しったらないんだなこれが!

帰宅して3日間、海坊主は真っ赤っ赤な日焼けと、オール漕ぎの筋肉痛、クッション無しの尻の痛みで苦しんだ。

4日目の日曜日、日焼けの赤味は落ち着いて、筋肉痛も収まったのだが… さぁ〜始まった、顔と腕がボロボロだぁ!

しばらく人前には出られそうにない。

    海坊主

多々誤算…

6月25日(水) 其の2

まぁとにかく色んな装備が使えなかったのが大誤算で、カヌーの動力がオールの手漕ぎってのがお〜痛たたったぁ〜。

台風は熱帯低気圧になったんで、風は思ったほど強くは吹かなかったのだが、それでも海に出ればそこそこ吹くわけで、喫水の浅いカヌーだけにあっと言う間に流されて、せっかくアタリがあったポイントもあっと言う間に行き過ぎてしまう。

後知恵で ( 忘れてた ) アンカーを取りに行った頃には、さんざんオールの手漕ぎをしまくった果の疲労困憊、筋肉痛で親爺二人はアヘアヘ状態。

アブレがアンカーを取りに戻っている間に海坊主は一休みのグビッ!魚が釣れるまでのクーラーボックスはビールを冷やす為にあるんだもんねっ!

おまけにカヌーの座席に直に座ってたので、尻の痛みたるやもう想像を絶するものがあった。( クッションも倉庫の瓦礫に埋まって行方不明 )

それでも釣りたい一心で… 。

とにかく釣りたい一心で、こんな気持ち悪いジャリメなんていう奴も触ったし。

どんより曇りに小雨が交じり、時折ザザザっと激しく降り出したり、かぁっと真夏の陽が差したりと、天候もメッチャクチャだ。

たまに魚のアタリがあっても針掛かりには至らず、ただただいたずらに時が過ぎて行く。

わぁ、釣れないままに次回に続く。

   海坊主

カヌー隊出動!

6月25日(水)

「キスが釣りたい!」

80匹釣れてるんだって!?とかいう、何処からのものとも知れない情報を仕入れたアブレの編集長のゴリ押しで、台風2号と梅雨前線との狭間に、何が何でも出漁することになった。

白ギスって確かに綺麗で美味しいよね。アブレならずとも釣りに行きたくなるけど、何もこんな雨予報の時に… 。

タックルボックス行き当たりばったり取材班南房総カヌー隊ほぼ10年ぶりの出動である。

ルーフキャリアの幅がカヌーの幅とギリギリで、無事に載せて固定するのに小一時間掛かってしまった。

タックルボックス海軍兵器倉庫は2019年の台風で半壊の被害に遭い、カヌーの各種装備も殆ど壊滅状態だ。

エンジン、エレクトリックモーター、バッテリー等は半野晒しの動作未確認で全て使用不能、アブレが通販で購入した中国製の小型エンジンを取り付けようとしたが、かつて自作したアタッチメントは倉庫の残骸の下に埋まって行方不明だ。

カヌー運搬用の、これまたかつて自作した台車も瓦礫の下で、非力な親爺二人掛かりで力振り絞って運ぶしかない。

ま、ヒイヒイ言いながらもなんとか波打ち際までたどり着いた。

一昔前にやはりキス釣りで出漁した富浦湾では数匹づつは釣れた様な気がするが、おぼろげな記憶は定かでない。

さぁ、どーなるカヌー隊?時折激しく降り付ける雨をついて無事キス80匹(?)をゲットするのか?それとも…?

 次回に続く。

    海坊主